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超時空世紀オーガス02

初見の際の喜ばしい驚き体験は、この作品の前に「機動戦士ガンダム0083・STARDUST MEMORY」がありました。この場合、同等かそれ以上だったかも。以前TV放映された「超時空世紀オーガス」は、舞台設定のユニークさを生かしきれないまま、ドタバタと終了してしまいました。「〜02」は背景となる世界を固定し、戦争映画と名作アニメの中間に位置するスタンスで、時空震動弾が人々に与えた影響を描いています。人型汎用戦闘機アーマーの泥臭い使用方法も、その運用の歴史が長い事を示唆しています。そこへ登場する超巨大アーマー・ベリファのデカさと、動力のこれまた泥臭さが効果的です。
 聞く所によると30分×全6巻のうち、後半部で好き嫌いが分かれるらしい。前作との関連が明かされる部分で嗜好が割れるという事が、逆に「〜02」世界観構築の確かさを証明しています。
 この「超時空世紀オーガス02」は、間違いなくお薦めの一本です。

※監督・原案・絵コンテ:高山文彦、作画監督:西井正典/阿部邦博、美術:小林七郎、音楽:ヒカシュー、キャラクター:美樹本晴彦/川元利浩

※PS(2017年):参考までにと英国版の中古DVD(2004年)を購入したら、「メイキング」映像が収録されていない。よくよく確認すると、当時のレンタル版以外には入っていない事に今ごろ気がついた。英国版が180分、ブルーレイ版が167分。明らかに収録余地が無い(w)。う〜む何じゃろネ。