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セロテープ

この雑貨(文具)で失敗をした。

ニチバンのセロテープは1948年に発売された(日本最初は1935年に日進工業から発売)。当初から石油由来の素材ではなく、木材パルプと天然ゴムによって作られている。即ち劣化するのが当然な生分解性を持っていたのです。様々なものをセロテープで補強したつもりが、貼った部分の経年劣化も促進するのだと明確に意識したのは、「海のトリトン」のシングル盤がテープの影響で変色した事に気づいた時でした(他にも受難はあるが)。
この製品は「バイオマスマーク」を取得しています。世界では石油系の素材が主流で、セロハンテープは日本だけだそうな。環境にやさしいとは、執着を捨て滅びを受け入れる事なのかもしれない。
現在のセロテープは、剥離剤・基材・下塗り剤・粘着剤(+伸縮を吸収する巻芯)の4層構造になってます。