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小銭入れ

こんな雑貨を見た。

最初に買ってもらったアニメ・グッズが、小銭入れでした。入れる小銭に不自由していたはずですが、いまだに覚えているので気に入っていたようです。「風のフジ丸」の絵を使用した製品で、巻き物型をしていました。これは流石に残っていません。無関係ではないものの、あまり的を射たデザインとは言い難いです。そもそも幼児のポケットに入れておくには大きすぎました。たぶん、持ち歩いている内に無くしたのでしょう。

その後は手帳の付属物としての小銭入れぐらいで、残していたのは「ウルトラマンタロウ」の変身バッヂ型だけです。小銭を装填すると重くて、安全ピンで止め難くなります。
特撮系のグッズは、現在ほど完成度が高くはありませんでしたが、泡スプレー内蔵の「スパイダーショット」や、紙を巻く「ビデオシーバー」等々、かなり頑張ってオリジナルを模していました。この種のモノは、当時の貧富差が如実に表出します。買えなかったトローマが、現在の古物相場を形成する様は傍観するには面白いものです。あまり深入りしたくない世界ではあります。